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こんにちは。
トモです。
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嫁が買い物から帰宅したら、
こんな話をし始めました。

今日、スーパーで急に人が倒れて、
それで、
最近言われてる電気ショック与える機械を
店員さんが持ってきたけど、
電気ショックは必要ありません!
って機械が言ってたのに、
その倒れた人治ってなかったで!
どう思う?って・・・

さて、あなたはこの話を聞いてどう思いましたか?

電気ショックを与える機械の事を
AED(自動体外式除細動器)と言います。
このAEDという機械ですが、
意外と勘違いされています。
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一般的には、
止まった心臓を動かす機械だと思われていますが、
実は違います!
読んで字の如く、細動を止める機械です。

細動、つまり、震えや痙攣のことです。

よくテレビで見る、患者が亡くなるシーンで
心電図が横一線になる波形。
あれを心静止といいます。
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心静止、この状態は心臓が止まっている状態です。
ピクリとも動いてません。

この波形が出ている時に、
AEDを使って電気ショックを与えても効果はありません。

というか、電気ショックできません。

なぜなら、AEDはかなり賢い機械で、
心臓の波形を読み取り、必要な波形の時にしか、
電気ショックを与えられないようになってます
ので、
効果があるなしの問題ではありません。

それなら、どんな波形の時なら、
電気ショックを与えられるのかと言いますと、

VF(心室細動)
pulseless VT(脈の触れない心室頻拍)


の2つの波形のどちらかが出た場合にのみ、
AEDは電気ショックを与えることができます。
ちなみに、この波形は心筋梗塞や急性心筋梗塞の時に出現しやすいです。

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説明しますと、
VF(心室細動)
ここでも、細動という言葉が出てきてますよね。
つまり、心臓が震えて痙攣している状態です。
心臓が震えている状態で心臓マッサージしても効果は出にくいです。
2007BLSAED4-3

想像してみてください。
教室で、子供がワイワイ騒いでいる状態で、
授業しても誰も聞いてないでしょ。
その場合は、先生が一度、
大声で怒ると教室がシーンと静まりかえる。

そんな感じです。
つまりAEDは先生が怒って、教室を静かにさせるのと同じで、
AEDで電気ショックを与えて、心臓の痙攣を止めます!

pulselessVT(脈なし心室頻拍)も同じような感じで、脈が、
心臓が速く動きすぎて、
痙攣のような状態になっている。
一応、心臓は動いているが、
早すぎて、脈が空打ちしている状態です。


空打ちとは、心臓はポンプの役割をしており、
心臓がしぼんだ時に、全身に血液を送り、
広がった時に全身から帰ってきた血液が心臓に返って来ます。


心臓はずっとこの繰り返しをしているのですが、
心臓の収縮、伸縮が早すぎて
血液が心臓に帰ってきてない状態で、
血液を全身に送り出そうとするので、
何もない状態で動いている状態のことです。


この波形時もAEDは適応となり、
電気ショックを与えることができます。
この2つの波形の時は、
一刻も速くAEDで電気ショックを与え
震えや痙攣を止めてあげなければなりません。

止めないまま、心臓マッサージしても効果が薄いです。

逆に、心静止やPEA(無脈性電気活動)の時には、
AEDでの電気ショックは必要ありません。


あ、PEA(無脈性電気活動)とは、
ピコンピコンと少しだけ、
心電図が動いている波形のことです。

なので、倒れた人がいて、
AEDがあったからといって、すべての患者さんに
AEDで電気ショックが打てるかと言うと違うわけです。

必要な波形が出てこそ必要となります。

ちなみに、VFやpulselessVTをそのまま放っておくと、
PEAや心静止に移行してしまいます。


VFやpulselessVTが出ている時に、
AEDで電気ショックを与えてあげるほうが、
救命率、社会復帰率は上がります。

社会復帰率とは、命が助かったとして、
再度社会に、復帰できるかということです。

命は助かったが、後遺症で寝たきり、
半身麻痺等になる恐れもあります。

基本的に救急車の平均到着時間は7分くらいです。
その7分間というのが命を、社会復帰率を助ける為には
とても大事です。
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その7分間は、
近くにいる市民にしか助けることができません。
そのために、AEDを普及させています。
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あと、よく勘違いされるのですが、
AEDで電気ショックを与えたからといって、
すぐに患者の意識が戻るわけでもないですし、
通常の心臓の動きに戻るわけでもありません。

あくまでも、AEDは細動を止める機械なので、
逆に言えば、電気ショックを打って
心静止になることもあります。
でも、それは失敗ではなく、
成功です!
だって、細動(震え)を止めたのですから!
そして、すぐに心臓マッサージを始めてくださいね。


何よりも一番ダメなのは、
ビビって何もしてあげないこと!


放っておけば、必ず死んじゃいます!
なので、倒れている人を見つけたら、
とにかくそばまで行って、
出来ることをしてあげてください!

心臓マッサージだけ、救急車を呼ぶだけでもいい!
あなたのできることをしてください!

と、救急隊の方が言っておられました。

ということで、
AEDは効果があるとかなしとかではなく、
どんな波形かによって変わってきます!


これは、救急現場だけでなく、
あなたの人生にも言えることです!
あなたが今できることを!
行動、マインド、何でも同じで、
とにかく行動しないと始まりません!


稼ぎたい!楽しく過ごしたい!
そう願うのなら、
まずは何か行動を起こさないといけません!
ネットで調べてみる。
アフィリエイトするなら、教材を購入してみる。
転売するなら、実際に店舗に行ってみる。
上司に意見してみる。

とにかく行動することが大事ですよ!

ちなみにAEDや心肺蘇生法についての詳細は、
お近くの消防署で・・・(;・∀・)
救命講習が受けれるみたいですよ。

いざという時、家族や友人の命を守るのはあなたですよぉ。

PS.
嫁が見たのは、結局、波形がAEDの適応ではなかったため
電気ショックを与えていなかっただけだったと思います。

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