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最近、心肺停止という言葉を
ニュースや新聞等でよく聞きます。

心肺停止って何?
死亡とは違うの?
心肺停止は助かる可能性はあるの?

ってことですが、
心肺停止と死亡は違います。

それでは、一緒に見ていきましょう。

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死亡とは

死亡とは、心臓や肺が不可逆的な機能停止になった状態です。
簡単に言えば、もう戻りません。
動き出す事がないという事です。
薬を使っても、機械を使っても、助かりません。
生き帰ることは100%ありません。

ですが、

心肺停止とは

心肺停止とは、あくまでも、心臓や肺が停止している状態です。
簡単に言えば、戻すことが可能かもしれない状態です。

心臓マッサージや薬、機械を用いることにより
心肺停止状態であれば助かる可能性が出てきます。
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なので、早期に治療する事が必須となります。


どうやって判断するのか?

それでは、心肺停止と死亡はどうやって判断するのか?
ということですが、

判断材料はいくつかあるのですが、
簡単に分かりやすい例でいうと


頚部の切断

文字通り、首が取れている状態です。

胴体の切断

これも文字通り、胴体が切断されている状態です。

腐敗

肉体が腐っている状態です。

この3つは、だれが見ても明らかに死亡しているのが分かりますよね。


次に、

死斑

体の下の部分、
例えば、上向きに寝ていたら、
背中の部分が紫や青色に変色しています。
これが死斑です。


硬直

体の節、つまり、関節部分が固くなり動きません。
特に、下顎部分や手の指等が分かりやすいです。

ただし、硬直は時間が経つと、
固さが無くなっていきますので、
時間が経ってからは、注意が必要です。


これらが、代表的な死亡の判断材料となります。
ただし、普通は、1つの症状があるから死亡と決定するのではなく、
複数の症状が見られてはじめて死亡と判断します。


なぜ、複数の症状から判断するのか?


なぜなら、
死斑はもとからのアザである可能性や、
硬直も、寝たきりや麻痺がある人は
元々、関節部分が固くなっていることがあります。

そのため、1つで判断すると、
誤った判断をしてしまう場合があります。

たまに、新聞などで、救急隊の判断ミスで
死亡と判断し搬送しなかったのに、
あとで、生き返った等のニュースがあるのはそのためです。


ちなみに、
救急隊は、死亡が確定すると
搬送はできません

ただし、救急隊は死亡診断ができないという
わけのわからない規定もあります。


それならどうしているのかというと、
上記のような、死亡判断材料が何個かあれば
死亡とみなしてよいというのが、決められています。

そのため、死亡として搬送はしませんが、
死亡診断
つまり、
何時何分、ご臨終です
というのは、救急隊にはできません。

なぜできないのか?

それは法律で決まっているからです。

それができるのは、警察もしくは、医師です。

まとめ

つまり、上記のような症状が見られない場合は、
心肺停止状態と考えることができます。
心肺停止状態は助かる可能性があるので
ぜひ、積極的に心肺蘇生をしてあげてください。
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倒れている人を見ても、
やっぱり気が引けて、なかなか助けにはいけません。

ですが、あなたの行動が
救える命を救えるかもしれません。

勇気を持って、それはかなりの冒険かもしれませんが、
救急車を呼び心肺蘇生をしてあげてください。
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この時ばかりは、本当に行動しないと
助かる命も助かりません。

行動こそがすべてです!


救急隊が死亡診断ができないために起こる弊害


救急隊が死亡診断をできないということに
問題があります。

例えば、病院で死亡した場合は、それで完結していいのですが、
自宅で倒れているのを発見した場合、
救急車を呼び、救急隊が来て、
死亡と判断されても、
死亡診断が出せないため、
どこからか医師を呼ばなくてはなりません

ですが、大きな病院では、
そういった往診制度をとっていない場合がほとんどで
来てくれません。

また、近くの診療所等でも、かかりつけなら来てくれますが、
そうでない場合は、なかなか来てもらえないです。

そうなると、どうなるのか?

故人を動かすことも、葬儀の準備を始めることもできません。

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そういった場合は、どうすればよいのか?



基本的に、自宅等で、死亡された場合は、
警察が呼ばれます

何故、警察?
と思われるかもしれませんが、
一応、事件性がないか?
ということを調べられます。

そして警察により死亡診断をしてもらえます。


例えば、がん末期で自宅でなくらなられた方に対しても同様の扱いです。
なので、
もし、自宅で看取りたいという時は、
病院と相談し、そのときが来たら、どうすればいいか?
を話しておくことをおすすめします。

相談しておくことにより、
その病院の系列の診療所から医師が来てくれたりもします。

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