
トモです
「一度行ってみて気に入ったから、
ここに移住しようかな」
そんなふうに、
移住を“旅行の延長”のように考えている人も
意外と多いかもしれません。
でも、それって
けっこう危険なんです。
なぜなら――
観光客として見る景色と、
住民として暮らす景色はまったく違うから。
旅行で行ったときは
「最高!」
と思った国でも、
いざ住んでみると
「こんなはずじゃなかった…」
って感じるケース、
実は少なくありません。
僕もこれまで
いろんな移住ブログやYouTubeを見てきたんですが、
後悔している人の多くが
口をそろえて言うんです。
「一度視察に行っておけばよかった」って。
そう、
現地視察って、ただの下見じゃないんです。
“本当に自分が暮らせる場所か?”
を肌で感じる、
めちゃくちゃ重要なプロセスなんですよね。
特に定年後の移住を考えている僕たち世代にとっては、
失敗はできるだけ避けたい。
だからこそ、
現地視察で「ここを見ておけばよかった!」
って後悔しないために
チェックすべきポイントを、
これから具体的に紹介していきます。
観光では見えなかった
「暮らしのリアル」。
この視点で見ると、
移住の候補地もグッと絞れてきますよ!
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目次
視察に行くベストなタイミングと滞在日数の考え方
「視察って、いつ行けばいいんだろう?」
実際に移住を検討しはじめると、
こんな疑問が湧いてきますよね。
もちろん、
いつ行っても“見られるもの”はあります。
でも、
“感じられるもの”は時期によってまったく違う
んです。
例えば観光ベストシーズン――
気候は快適だし、
街もにぎやかで楽しい。
でも、それって
移住後の“日常”とはちょっと違います。
移住するってことは、
良い時期も悪い時期もその国で暮らすということ。
だからこそ、
視察にベストなタイミングは
“暮らしのしんどさ”を体感できる季節
だったりするんです。
例えば、
・雨季がある国なら、あえてその時期に行ってみる
・湿気や暑さが強い時期の「生活感」を試す
・インフラが不安定な季節に滞在してみる
こういった“生活の厳しさ”を体感して、
「それでもここに住みたいか?」
を自分に問いかけてみる。
これが視察で得られる最大の価値です。
それに加えて、
「平日」に現地を歩く
のも超重要。
土日や祝日は観光客も多く、
雰囲気も非日常寄りですが、
平日は地元の人の生活の流れがよく見えます。
・バスや電車の混雑具合
・スーパーの品ぞろえや混雑時間
・通勤ラッシュや治安の雰囲気
こういう「暮らしのリアル」は、
平日だからこそ肌で感じられる
んですよね。
理想は1週間〜10日くらい滞在して、
平日と休日を両方経験できるのがベスト。
もちろんそれが難しい場合は、
最低でも“1日だけでも平日を含める”
ようにしてみてください。
次は、そんな視察中に
「これは絶対見ておきたい!」という
現地生活に直結する5つのポイント
をご紹介していきます。
現地で絶対チェックすべき5つのポイント
視察に行けるなら、
ただ観光するだけじゃもったいない!
せっかく現地に行くなら、
「この国で本当に暮らせるか?」
という視点で、
リアルな生活をチェックするのが超重要です。
ここでは、僕が「これは絶対見ておくべきだな」と思う
“暮らしに直結する5つの視察ポイント”
を紹介しますね。
・① スーパー&市場のチェック
その国での生活費や物価感をつかむなら、まずはここ。
水・野菜・お米・トイレットペーパーなど、
毎日使うものの値段を見てみてください。
あと、
日本の調味料や食材が手に入るか?
も要チェック。
長期滞在になると、
日本食の恋しさって思った以上にくるので…。
・② 病院や薬局の位置・対応体制
医療って、いざという時に超大事ですよね。
日本語は通じる?英語でも大丈夫?
病院の受付システムや、
薬局の雰囲気も見ておくと安心です。
できれば、
実際に入って「診察を受けなくてもいいですか?」って
軽く聞いてみると、
対応の雰囲気がつかめておすすめです。
・③ 移動手段と交通インフラ
徒歩だけで暮らせる?バスや電車はどう?
現地でGrabやUberなどのアプリは使える?
“車がないと生活できない”国もあります。
自分の行動スタイルに合うか、
しっかり確認しましょう。
・④ 言語の壁と現地の雰囲気
ネットでは「英語が通じる」と書いてあっても、
実際にどれだけ通じるか?って、
現地で会話してみないと分かりません。
レストランやスーパー、カフェで注文したり、
ちょっと道を聞いてみたりすると、
リアルな“言葉のハードル”が体感できます。
・⑤ 日本人コミュニティの存在
これ、実はかなり安心材料になります。
掲示板がある日本食レストラン、
日本人向けの交流イベント、
SNSのローカルグループなんかを探してみましょう。
「困ったときに相談できる人がいそうか?」
この視点で街を見てみると、
気づきが増えますよ。
この5つを意識して見ておくだけで、
その国の“暮らしやすさ”が
グッと具体的にイメージできるようになります。
次は、視察のときにやっておくと差がつく、
「リアル生活体験アクション」
をご紹介していきます!
やっておくと差がつく!“暮らし視点”の体験アクション5つ
視察で町を見て回るのも大事だけど、
もっとリアルにその国での生活をイメージしたいなら、
実際に“体験する”こと
が何よりおすすめです。
ここでは、現地視察中にぜひやっておきたい
「暮らしのミニ体験アクション」を5つ紹介します。
これ、意外とやってない人が多いんですが、
実際に体験してみるとわかる
「発見」がめちゃくちゃあるんですよ。
・① ホテルではなく、Airbnbやコンドミニアムに泊まってみる
ホテルって便利だけど、実は“非日常”。
それに比べてAirbnbや家具付きコンドミニアムは、
現地の生活感に近い雰囲気で過ごせます。
キッチン付きの物件なら、スーパーで食材を買って自炊
もできるし、
「ここで暮らしたらこんな感じなんだな」って、
毎日の流れがリアルにイメージできます。
・② 公共交通機関を使って移動してみる
バス、電車、トゥクトゥク、シェアバイク…。
その国の“日常の足”を使って移動してみると、
意外なクセや不便さに気づくことも。
運賃の払い方や、
乗車マナーなどもチェックしておくと安心です。
・③ 現地の銀行ATMでお金を引き出してみる
日本のキャッシュカードやクレジットカードが使えるか?
手数料はどれくらい?
ATMの操作画面は英語か?
実際にやってみると、
「これは想定外だった…!」
ってこともあるかもしれません。
・④ 不動産サイトで部屋の内見予約をしてみる
たとえすぐ住むつもりがなくても、
家賃相場や部屋の広さ、
周辺環境を肌で感じる
ことは大事。
日本人向けのエージェントがいる地域なら、
日本語で案内してもらえることもあります。
・⑤ 1日予定ゼロで“何もしない”日を過ごす
あえて予定を入れず、
現地のカフェでぼーっとしたり、
公園で人の流れを見てみたり。
“暇をどう過ごすか”って、
意外と移住後の幸福度に関係してきます。
こういう何気ない1日を楽しめるかどうかって、
その国との相性を見る上で、
とても大きなヒントになるんですよね。
視察中はついつい予定を詰めがちだけど、
あえてゆるく、
リアルな1日を“暮らしてみる”。
これが、視察を“ただの観光”で終わらせない
最大のポイントです。
さて、ここまで現地視察の重要性やチェック項目を
紹介してきましたが、
最後にもう一度、
全体を振り返りながら、
「視察に行けない場合の代案」
も含めたまとめをしていきましょう!
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まとめ:視察は行けるなら必須。でも、無理なら“プチ移住”という選択肢も。
ここまで、
移住前に現地視察をすることの大切さや、
チェックしておきたいポイントについて
お伝えしてきました。
正直なところ、
視察に行けるなら、
絶対に行っておいた方がいい
です。
観光とは違う視点で街を歩き、
「ここで本当に暮らしていけるのか?」
を肌で感じる。
これは、
どんなSNSの情報やYouTubeよりも
確かな体験になります。
でも、現実的な話をすると――
会社員だと、
長期の休みなんてなかなか取れない
のが本音。
「視察が大事なのはわかるけど、時間的にムリかも…」
そう感じる方も多いと思います。
そこで、僕が本気でおすすめしたいのが
定年後に“プチ移住”から始めるという選択肢です。
1〜3ヶ月だけ住んでみて、
「思ったより合わないな」と感じたら別の国へ。
「ここ、居心地いいな」と思えたら、
本格的に長期移住を視野に入れればいい。
この柔軟さこそが、
移住を“後悔しないもの”に変える最大のポイント
だと思います。
だから、
無理して今すぐ視察に行けなくても大丈夫。
定年後、時間が取れるようになったタイミングで、
“視察を兼ねたプチ移住”をしてみる
という流れでも、
全然遅くありません。
プチ移住のメリットについては
こちらのブログを
移住は、人生を大きく変える決断です。
だからこそ、
焦らず、柔軟に、
でも確実に
「自分に合う場所」を見つける
ことが何よりも大切。
あなたが心から納得できる選択をするためにも、
今回ご紹介した視察の視点、
ぜひ活かしてみてくださいね。