
同じマレーシア航空のビジネスクラスなのに、こんなに違うことある?
今回の旅では
マレーシア航空を使って
クアラルンプールからバリ島へ
そしてバリ島からクアラルンプールへと
往復でビジネスクラスに乗りました。

距離もほぼ同じ
時間も3時間前後
同じ航空会社
同じビジネスクラス。
正直、行きも帰りも
まぁ、だいたい同じ感じだろう
くらいに思ってたんだけど、
ところが実際に乗ってみると
え、同じビジネスクラスだよね?
と思うくらい
環境も快適さも
体感がまったく違ったという(;'∀')
行きの便では
正直、
これでビジネスクラスか…
と思ってしまった一方で、
帰りの便では
あ、これなら納得
と思える環境。
機体の正式な型番までは分かりませんが、
シートの作りや空間の余裕、
過ごしやすさを考えると
まったく別物
と言っていい差がありました。
これから
マレーシア航空のビジネスクラスを検討している人や
クアラルンプールからバリ島方面の路線を考えている人にとって、
事前に知っておいた方がいい話
だと思ったので、
今回の体験を整理して書いてみます。
このあと
行きの便と帰りの便で
何がどう違ったのか
どんな点で差を感じたのかを
順番にまとめていきます。
目次
行きのビジネスクラス 正直これでビジネス?と感じた理由
まずは
クアラルンプールからバリ島へ向かう
行きのビジネスクラスについて。
正直に言うと
機内に入った瞬間から
あれ?
という違和感がありました。
座席を見て最初に思ったのは
これ、本当にビジネスクラスなの?
ということ。

シートは
完全にフルフラットになるタイプではなく
体を倒しても
中途半端な角度で止まる
感じでした。
しかもエコノミークラスとの境は
このカーテンみたいなの一枚で隔てているだけという(;'∀')

短距離路線だから仕方ないのかもしれないけど
それでも
ビジネスクラスに期待していた
ゆったり感は
正直あまり感じられませんでした。
ぶっちゃけ、
この座席を見て、
ビジネスクラスだ!スゲー!
って思う人いますか?
どっちかって言うと
え?まさか、これがビジネスクラスのシートなの?
と驚く人が大半だと思います(;'∀')
さらに驚いたのが
機内エンタメ。
座席に
個人用のモニターが見当たらない
んですよね。

映画も見られないし
ゲームもない。
3時間ほどのフライトとはいえ
ビジネスクラスで
画面なし
というのは
え?まさかLCCに乗ってるんだっけ?
と錯覚してしまうほどチープな座席。。。(;'∀')
まさかビジネスクラスに乗って、
時間をつぶす手段が
ほぼ自分のスマホだけとは、
これならエコノミーと何が違うんだろう
いや、LCC以下じゃね?
と思っても当然。。。(;'∀')
食事についても
正直な感想としては
エコノミーと大きな差を感じない
という印象でした。

まずいわけではないけど
特別感があるかと言われると
うーん…という感じ。
※こっちが僕が食べた機内食で

こっちが妻が食べた機内食

ぶっちゃけ、座席はしょぼくても
ご飯くらいはビジネスクラスなんだから
少しは良いものが出るだろうと
期待したのに、
最悪でした。。。(;'∀')
ってか、同じだけ
マイルや燃料サーチャージを払って
もしくは
それなりのお金を出して
この内容だと
正直、がっかりする人は多いと思う
というのが
行きの便を終えた時点での
率直な気持ち。
帰国便も
同じグレードなのか。。。
と思うと、
飛行機に乗る楽しみも超半減ってか、
テンション下がったわ。。。
帰りのビジネスクラス あれ?別の航空会社?と思うほど快適だった
次は
バリ島からクアラルンプールへ戻る
帰りのビジネスクラスについて。
正直
行きの便で
かなり期待値が下がっていたので
まぁ、帰りも似たような感じだろう
くらいの気持ちで
機内に入ったんだけど、
ところが
席を見た瞬間に
あ、これは全然違う
と分かる。

まず
シートがしっかりフルフラットになるタイプ。
体を倒したときの安定感もあって
さっきとは明らかに別物
という印象でした。
もはや
ガンダムのコクピットくらいカッコいい!
さらに
座席の横には
仕切りがあり
隣が他人の場合でも
それを閉めると
ほぼ半個室のような空間
になります。

短距離路線とは思えないほど
プライベート感があり
落ち着いて過ごせるのは
かなり大きな違いでした。
機内エンタメも
行きとは一転。
大きなモニターが目の前にあり
映画や番組も普通に楽しめます。

リモコンにも愛着が湧くくらいw

正直
これがあるだけで
フライト中の満足度は
かなり変わりますからね。
しかも料理についても
行きの便と比べると
若干の違いを感じました。

特別な高級料理というわけではないけど
少なくとも
行きの便で感じたような
エコノミー感満載の料理ではないかなと。。。
まぁぶっちゃけ、微妙ですが、、、



この時点で
同じマレーシア航空のビジネスクラスなのに
ここまで体験が変わるんだ
という驚きの方が
先に来たのを覚えています。
行きと帰りで
環境も快適さも
ここまで違うと
「どっちを基準に考えればいいんだろう」
そんな疑問も
自然と浮かんでくる。。。
次は
なぜここまで差が出たのか
考えられる理由を
少し整理してみます。
なぜ同じ路線でここまで差が出たのか
行きと帰りで
ここまで体感が違うと
なんでこんなことが起きるんだろう
と、どうしても考えてしまいます。
まず前提として
マレーシア航空に限らずですが
航空会社のビジネスクラスは
路線や便によって環境が違う
ということ自体は
そこまで珍しい話ではないみたいです。
特に
クアラルンプールからバリ島のような
3時間前後の短距離国際線の場合
長距離路線ほど
最新の設備が優先されない
というケースも多いらしいです。
ただ
今回の場合は
単なる設備の差というより
ビジネスクラスとしての考え方が違う
と感じるレベルでした。
行きの便は
座席やエンタメ、食事を含めて
移動手段としてのビジネスクラス
という印象が強く、
というか、もはや
昭和時代のビジネスクラス、、、(;'∀')
帰りの便は
ちゃんと快適さを提供するビジネスクラス
という印象。
同じビジネスクラスという名前でも
中身のグレードが
はっきり分かれているように感じました。
時間帯の違いも
影響しているかもしれません。
乗り継ぎ需要が多い便や
長距離路線への接続が絡む便では
設備の良い機材が回されることもある。
逆に
観光需要中心の便では
古い設備が使われることもある。
あくまで推測ですが
そうした事情が
今回の差につながっている可能性は
十分あると思います。
ただ
利用者側からすると
理由はどうあれ、同じ条件でここまで違うのは戸惑う
というのが正直なところ。
特に
マイルや追加料金を払って
ビジネスクラスを選んでいる場合は
なおさらギャップを感じやすい
と感じました。
次は
これから予約する人が
どう考えておくと
気持ち的に楽か
そのあたりを整理していきます。
これからマレーシア航空のビジネスクラスを予約する人へ
今回の往復を経験して
強く感じたのは
マレーシア航空のビジネスクラスは、期待値の持ち方がかなり大事
ということです。
同じ航空会社
同じビジネスクラス
同じくらいの距離
この条件がそろっていても
体験がここまで違う可能性がある
というのは
事前に知っているかどうかで
気持ちの持ちようが全然変わります。
もし
短距離路線で
ビジネスクラスを選ぶ場合は
長距離路線と同じ快適さを期待しすぎない
これだけでも
ガッカリ感はかなり減ると思います。
特に
マイルや特典航空券を使う場合でも
燃料サーチャージや諸費用は
それなりにかかるので
ビジネスクラス=必ず満足
という前提で乗ると
今回の行きの便のように
戸惑う可能性があります。
一方で
帰りの便のように
しっかり満足できるビジネスクラス
に当たることもある。
この差を考えると
事前にできる対策としては
・便の時間帯を意識する
・乗り継ぎ需要が多そうな便を選ぶ
・短距離でも最新機材が入りやすい路線かを調べる
このあたりを
可能な範囲で確認しておくと
期待値のズレは小さくなると思います。
ただし
機材は直前で変更されることも多く
完全にコントロールできるものではありません。
ただ、
詳しい人によると、
ある程度は、事前に機体名が分かると
そこからどんなグレードが分かるよ!
って人もいるので、
ブログなどを検索しみるのもありかなと。
まぁ、だからと言って
100%選べるわけでもないですし、
また、
フリーランスとかじゃない限り
日程も調節しにくいので、
なかなか
機体に合わせて旅行の日程を組むことも難しいし、
そして、マイルでビジネスクラスに乗るって場合は、
ただでさえ、ビジネスクラスをゲットするのが難しいのに
機体まで選び出すと
それはもうかなり厳しい旅程になってしまうかもです、、、(;'∀')
だからこそ、
最初から
当たり外れはあるもの
と理解した上で
ビジネスクラスを選ぶかどうかを
判断するのが
精神衛生的にも楽だと思います。
次は最後に
今回の往復を通して感じた
率直なまとめを書きます。
まとめ 同じビジネスクラスでも、ここまで違うとは思わなかった
今回
マレーシア航空で
クアラルンプールとバリ島を
往復でビジネスクラスに乗ってみて
一番強く残った感情は
同じビジネスクラスなのに、ここまで差があるのか
という驚きでした。
行きの便では
正直なところ
これでビジネスクラス?
と疑問に思う場面が多く
シートやエンタメ、食事を含めて
期待していたものとのギャップが
かなり大きかったです。
一方で
帰りの便では
座席の快適さやプライベート感
エンタメ環境や食事まで含めて
これならビジネスクラスと呼ばれても納得
と思える体験でした。
同じだけマイルを使い
同じように燃料サーチャージを支払い
もしくは
同じくらいのお金を払っているにもかかわらず
ここまで
体験のグレードが違うと
正直、怒りに近い感情や信じられなさ
を感じる人がいても
不思議ではないと思います。
僕自身、
マジか?マジか?マジか?
と3回はつぶやきましたからね。、、(;'∀')
もちろん
機材や運用の都合があるのは理解できます。
ただ
利用する側からすると
同じビジネスクラスという名前で売られている以上
ある程度の基準は揃えてほしい
そう思ってしまうのも
正直なところです。
今回の経験を通して感じたのは
マレーシア航空のビジネスクラスは、便によって別物だと思っておいた方がいい
ということ。
これから
クアラルンプールとバリ島間で
ビジネスクラスを検討している方や
特典航空券で乗ろうとしている方は
期待値を少し調整した上で選ぶ
それだけでも
ガッカリする確率は
かなり下がると思います。
今回の体験が
これから予約を考えている方の
判断材料のひとつになればうれしいです。
ちなみに、
今回のフライトでは
クアラルンプール空港での乗り継ぎ時間もあり
その際に
マレーシア航空のゴールデンラウンジを利用しました。
正直
行きと帰りで機内環境に差があった分
ラウンジの快適さには
かなり救われた部分もあります。
ゴールデンラウンジの雰囲気や
食事、シャワー、仮眠スペースについては
別の記事で詳しくまとめているので
乗り継ぎ予定の方は
こちらも参考にしてみてください。















