トモです。
ファンタジスタ
という言葉の意味を知ってますか?
あ、突然でしたね(;・∀・)
ファンタジスタという言葉はイタリア語です。
fantasistaと書きます。
特に、サッカー選手に対して使われます。
ファンタジスタの意味は
独創的な、規格外な、創造性に富んだ、
サッカー選手という意味です。
つまり、誰もが予想しないプレーでゴールを奪ったり、
誰もが想像できないパスをだしてみたりということができる選手のことです。
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有名な選手として、
ロベルト・バッジョがいます。
ファンタジスタ=ロベルト・バッジョ
と考えてもいいくらいです。
現在で言えば、メッシ、クリスチャーノ・ロナウドも
それらファンタジスタの部類に入ります。
ファンタジスタの意味がサッカー選手を表し、
ファンタジーアは空想・幻想・思いつきを表します。
この言葉だけ並べると、サッカー選手としては
すごい重宝され大事にされると思われがちですが、
実はそうではありません。
近代サッカーにおいて、
サッカーもよりシステマチックに
よりロジカルに動くことが求められています。
つまり、サッカーって自由に動いているようで、
実は、たくさんの決まりごとがあります。
この選手がボールを持ったら、
ここに走り込む。あそこにパスを出す。
相手の選手がボールを持ったら、
どこの場所なら、誰がディフェンスに行く。
といったように、たくさんの決まりごとがあります。
そのなかで、ファンタジスタという存在はいびつなものになります。
つまり、計算できない選手なのです。
どう動くかわからない。
相手にとっては、とても脅威ですが、
それは、味方にとっても同じことです。
本来なら、右に走る約束事なのに、
勝手に左に走っている。
パスのはずなのに、ドリブルしている。
こんな感じで、
監督にとってもチームにとっても
すごく扱いにくい存在でした。
しかし、
システマチックにロジカルに守備をしている相手チームから
ゴールを奪うために必要となるのは
その守備の決まり事を壊せしゴールできる
ファンタジスタの存在が重要な意味を持ちます。
役に立つが、チームにとっても脅威な存在。
それがファンタジスタ。
そのため、たくさんのファンタジスタが
不遇な扱いをされていました。
日本で言えば、中村俊輔。
彼をファンタジスタと呼ぶか呼ばないかで
議論は別れたりもしますが、
それでも、扱いの難しい選手の一人でしたよね。
それでも、試合に出れば、誰もが予想しなかった
パスやドリブルで観客を、見るものを興奮させ
試合を面白くしてくれました。
僕は、そんなロベルト・バッジョを代表する
ファンタジスタが大好きです。
現代の社会も、
他の者と同じことをしないと変わり者扱いです。
みんなが同じことやっていて、
そこから何か新しいことが生まれるのでしょうか?
僕は、今こそ、会社においても
ファンタジスタという存在が必要なのでは?
と考えています。
つまらない習慣、理不尽な慣習、
これらを壊して、新しい世界を開いていくのは、
こういったファンタジスタではないでしょうか?
最近の新入社員は変わっている、
自分たちの時代はこうだった、
過去の自分たちと比べるのではなく、
新入社員を異端児扱いするのではなく、
彼らからファンタジーアを吸収していくべきではないか。
古くから伝わる習慣。
良いこともありますが、進化していかなければならないことも沢山あります。
みんながみんなファンタジスタになることはできないですが、
ファンタジスタの意味を考え、
その存在を認めて、そして、老いも若きも協力し良い社会にしていくことが
大切だと思う今日この頃です。
PS
僕はロベルト・バッジョが好き過ぎて、
学生時代、イタリアまでバッジョの試合を見に行きました。
ものすごくオーラーがあり、見るだけで泣いてしまいました(*゚▽゚*)