
定年後のゆとりある暮らしや、
物価の安い国でのんびり過ごす生活…。
海外移住に憧れる人は年々増えています。
僕自身も、そのひとり。
物価も医療も気候も、
日本より“ゆるくて快適”な暮らしがあるんじゃないかと、
プチ移住先を
あれこれ調べていたところでした。
そんな中で気になったのが、
「せっかく移住したのに、帰国を決めた人たちのリアルな声」
ちょっと意外でした。
なぜなら、
海外に住むって、
誰もが憧れる理想の生活じゃないの?
物価も家賃も安いって言うし、
気候だって南国なら過ごしやすいはず…。
でも実は、
「移住後に後悔して帰国する人」も、
少なくないんです。
なぜ彼らは、
夢のような生活を手放すことになったのか?
その理由を知ると
やっぱりプチ移住が最強だな!
と改めて思いました。
ってことで、今回は、
実際に帰国を決めた人たちの
「よくある後悔」と「その原因」、
そして
そこから見えてきた現実的な対策について、
わかりやすく解説していきます。
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目次
よくある後悔1医療への不安と現地の医療環境
実際に移住してみて、
最も大きな不安として挙げられるのが
「医療環境」です。
海外の病院に行くのって、
想像以上にハードルが高いものです。
まず、
言葉が通じない。
そして、
日本のような保険制度がない国では、
診察・検査・入院
すべてに高額な費用がかかるケースも多く、
いざという時に
気軽に病院にかかれない現実に直面します。
しかし、年を重ねるほど、
持病や突然の体調不良への対応が
重要になってきます。
日本であれば、
かかりつけ医や地域のクリニックで気軽に診てもらえますが、
海外だと「病院選び」や「初診の手続き」だけでも、
かなりのストレスになります。
実際に帰国を決めたあるご夫婦は、
移住先でご主人が高熱を出した際、
近くの病院では英語すら通じず、
結局高額な費用を払って私立病院へ行くことに。
「もしこれが深刻な病気だったら…と思うと、本当に不安だった」
と、語っていました。
また、
衛生面や医療の質にも大きな差があります。
例えば東南アジアの一部地域では、
・注射器の使い回し
・清掃が行き届いていない設備
・薬の保管状態に問題あり
といった声もあり、
健康に関わることだけに妥協できない部分です。
こうした経験から、
「やっぱり日本の医療制度が一番安心だった」
と語る人も少なくありません。
一方で、プチ移住であれば、
万が一の体調不良時にも
日本にすぐ戻れるという逃げ道があるため、
医療の不安に対する心理的負担がぐっと軽くなります
長期移住だと、
「ここで何とかしなければならない」
というプレッシャーが常に付きまといますが、
プチ移住は
あくまで試し暮らしなので、
健康面で不安を感じたら潔く帰る、
という選択肢があるのが強みです。
移住生活を快適に保つには、
「医療面の不安をいかに軽減できるか」
が大きなカギになります。
その点でも、
プチ移住というスタイルは、
精神的にも非常に理にかなっていると感じました。
人間関係のストレスと孤独感の正体
移住生活で意外と多かったのが、
人間関係にまつわるストレスや悩みでした。
特に、
現地の人との距離感や、
言葉や文化の違いからくる誤解。
これが積み重なって
「居心地の悪さ」や「孤独感」
につながるケースが少なくありません。
たとえば、
・大家さんとの意思疎通がうまくいかない
・隣人の生活音やマナーが気になる
・ローカルコミュニティに溶け込めない
・頼れる人がいない
といったことが、
徐々にストレスとなって
心にのしかかってきます。
最初のうちは、
「まぁ、海外だしこんなもんかな」
と笑い飛ばせても、
月日が経つにつれ
話し相手がいない、自分だけ浮いている
という感覚が心にしみてくるんです。
ある帰国者の話では、
「現地の人たちは親切だったけど、
表面的なやり取りしかできなかった」
「言葉の壁があると、
気の利いた冗談も言えないし、
分かり合うのが難しい」
と語っていました。
それまで日本で当たり前にあった
なんとなくの会話や共通の感覚が、
まったく通じない環境というのは、
想像以上に孤独を感じやすいのです。
さらに、
同じく海外に住んでいる日本人同士でも、
価値観が合わなかったり、
助け合える関係が築けなかったりすることも。
こうした小さなズレや違和感が積み重なって、
「もう帰ろうかな」
と思うきっかけになることが多いようです。
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食事や文化の違いがじわじわとストレスに
移住先での暮らしは、
毎日の小さな積み重ねです。
その中でも大きな割合を占めるのが、
やっぱり「食事」なんですよね。
短期の旅行中なら、
現地のローカルフードや屋台飯も楽しく感じます。
でも、
長く住むとなると話は別です。
慣れない味付けや香辛料、
油の多い料理ばかりが続くと、
胃腸が疲れたり、
なんとなく体調がすぐれない
という声もよく聞きます。
実際に帰国を決めたあるご夫婦は
「最初は物価が安くて毎日外食できて嬉しかったけど、
だんだん日本食が恋しくなって…
それが毎日のストレスになった」
と話していました。
特にアジア圏では、
ナンプラーや香草を使った料理が多く、
日本人にとってはクセが強いと感じることも。
カンボジアでは
・アモック(魚のカレー蒸し)
・バイサイチュルーク(豚のせご飯)
・クイティウ(米粉の麺料理)
などのローカルグルメが人気ですが、
毎日それを食べ続けるのは
なかなか大変です。
また、
調味料や食材が手に入りにくく、
日本と同じような料理を作ろうとしても、
微妙に味が違って満足できない
という声もあります。
それが積もり積もって
「もう自炊も嫌になった」
「食事が楽しみじゃなくなった」
という状態になると、
日常の満足感そのものが
下がってしまうんですね。
食事は生活の中で
毎日欠かせないことだからこそ、
この「地味な違い」が、
じわじわと大きなストレスになる。
移住経験者の多くが、
同じようなことを口にしていました。
現地の価値観や文化になじめなかった
どんなに気に入った国でも、
生活していくうちに
「文化の違い」に
戸惑う場面は少なくありません。
たとえば、
時間に対する感覚。
日本では「時間厳守」が基本ですが、
東南アジアでは
のんびりが当たり前という国も多いです。
約束の時間になっても連絡なし、
店が開いているはずなのに開かない、
工事がいつまでたっても終わらない…。
こうしたゆるい価値観に、
最初は「まあ現地らしくていいか」
と思っていても、
長く住むとストレスに感じてくる人も多いんです。
また、
現地の人との人間関係の築き方にも
違いがあります。
日本のように
「空気を読む」文化がないぶん、
時にストレートな物言いをされたり、
逆に
こちらの気遣いが通じずに戸惑うことも。
さらに、宗教や生活習慣の違いが、
日常生活の中で意外な壁になることもあります。
たとえば、
・食事の場で宗教的制限があって一緒に楽しめない
・毎日スピーカーで流れる礼拝の音に眠れない
・信仰の都合でお店が休みになる
などなど。
こうした文化的な違いは、
旅行中ならむしろ楽しく感じられるのに、
暮らしになると
異文化疲れとなってのしかかってきます。
最終的に帰国を決めた人の多くが
「自分が悪いわけでも、相手が悪いわけでもないけど、
なんとなくずっと気を遣い続けてるのが疲れた」
と話していたのが印象的でした。
どれだけ事前に調べても、
実際に暮らしてみないと見えてこない文化の壁。
だからこそ、いきなり移住ではなく、
試しに数か月だけ暮らしてみる、
そんなプチ移住スタイルが
やっぱり現実的なんじゃないかと感じます。
治安や衛生面への不安 安心して暮らせるかの現実
現地の文化や価値観に馴染めない日々が続くと、
次第に
「この土地で本当に安心して暮らしていけるのか?」と
根本的な不安が顔を出すようになります。
その不安をさらに強める要因として、
多くの人が口にするのが
治安と衛生環境の問題です。
たとえば、
スリや詐欺などの軽犯罪。
観光地では特に、
外国人がターゲットにされやすい
という話はよく聞きます。
それが常に起きるわけではなくても、
「いつか自分も…」
という不安を抱えながら生活するのは、
やはり心が休まりません。
そして意外に見落としがちなのが、
衛生面でのストレスです。
・トイレに紙を流せない
・蛇口の水がそのまま飲めない
・湿気や虫の多さに悩まされる
・ゴミの処理方法が統一されていない
旅行ならまだしも、
これが毎日続くとなると話は別。
少しずつ気持ちに余裕がなくなっていくんです。
実際に帰国した人の声でも、
こうした「治安・衛生面の不安」は
よく挙げられています。
「慣れると思っていたけど、
毎日が神経を使うことばかりだった」
というように、
生活の土台が不安定だと、
精神的な疲れがじわじわと蓄積してしまうのです。
だからこそ、
最初から長期移住に飛び込むのではなく、
まずは
数か月だけのプチ移住
という選択肢は、
非常に理にかなっています。
万が一合わなければすぐに帰れる、
という気軽さは、
精神的な安心感につながりますからね。
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まとめ だから僕は、プチ移住を選ぶことにした
海外移住に憧れて、
いろんな国の生活を調べる中で見えてきた現実。
たしかに、
物価が安くて気候も穏やか。
夢のような環境に思える国々は、
たくさんあります。
でもその裏側には、
・医療への不安
・治安や衛生環境の違い
・現地の文化や価値観に戸惑う日々
・言葉が通じず孤独を感じる生活
そんなリアルな声が、
少なくありませんでした。
特に長期移住となると、
気軽には引き返せません。
「簡単には帰れない」というプレッシャーは、
些細なことでもストレスになりやすい。
だからこそ、
まずは短期で暮らすプチ移住から始める。
これが、もっとも
現実的でストレスの少ない方法なんだと感じました。
旅行よりも深く、
その国の暮らしを体験できる。
でも、
何かあればすぐに帰れる。
国が合わなければ、
また別の国へ行けばいい。
そういう軽やかさがあるからこそ、
プチ移住は、
これからのライフスタイルとして
もっと注目されても良いと思うんです。
僕自身、
これから実際にプチ移住を体験してみるつもりです。
その結果を、また
このブログでシェアできたらと思います。