
まずは夫婦で旅行。
長年がんばった自分へのご褒美に、
ちょっと贅沢な旅を計画する人は多いですよね。
国内もいいけど、
せっかくなら海外へ──
ハワイ、ヨーロッパ、東南アジア…
そんな検索ワードがスマホに並ぶ。
そう、
いまや「退職旅行」は、
60代夫婦の定番行事でもあり、
人生最大の楽しみでもあります。
旅先でのんびり、非日常を味わって、
美味しいものを食べる。
それはきっと、
最高の思い出になる。
僕もそう思う。
ちなみに、どこが人気かというと
・ゆったり過ごせる王道の「ハワイ」
・物価が安く、エステや自然が楽しめる「バリ島」
・歴史とグルメが詰まった「ヨーロッパ各都市」
このあたりが特に注目されていて、
どれも60代からの旅にぴったりの選択肢です。
さて、どこに行こうか?
そんなことを考えている時が
一番楽しいですよね。
だけど、
でも…そこで
ふと立ち止まってしまう。
この旅が終わったあと、
僕たちは何を目指して暮らしていくんだろう?
毎日が自由、
でも少しだけ不安。
そんな定年後の時間に、
どんな意味を持たせる?
ちなみに、あなたは、
その先の人生で何か目標ややりたい事ってありますか?
僕も以前は、
全くやりたい事も、目標もなくて。
少ない年金をもらいながら、
節約を意識して、
何の夢も希望も持たずに──
ただ、今日を何となく
妻と一緒にやり過ごすだけの毎日が続くんだろうな。
そんなふうに思っていました。
でも、ある日
ふと出会った一つの考えが、
そんな灰色のイメージしかなかった老後の生活に
少しだけ光を差してくれたんです。
人生の楽しみはこれからだ!
と思えるような生き方。
今回は、そんな考えについて
お話ししてみようと思います。
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定年後、夢だった「海外に住む」をもう一度思い出してみた
退職祝いに旅行へ行く。
それはきっと、
人生の一区切りとして最高のご褒美になる。
でも、その特別な時間が終わったあと
僕たちは、
どんな毎日を送ることになるんだろう。
朝起きて、テレビをつけて、
何となく過ぎていく日々。
散歩をして、スーパーで買い物をして、
家に帰る。
そんな日常を、
毎日ずっと繰り返していくんだろうか。
僕も正直、以前はそう思っていました。
定年後は、自由な時間がある代わりに、
やることがなくて
時間を持て余してしまうんじゃないか。
特にやりたいこともないし、
少ない年金の中で節約しながら、
なんとなく日々を過ごしていくだけかもしれない──と。
楽しくもないけど、
別に困ってもいない。
そんな“淡々とした日々”が続くんだろうなって、
どこかで思い込んでいました。
だけどあるとき、
ふと頭をよぎったんです。
そういえば昔、
海外に住んでみたいと思ってたなって。
学生時代や若い頃、
旅先で感じたあのときめき。
「いつか、こんなところで暮らしてみたい」って、
漠然と夢を抱いたこと、
ありませんでしたか?
でもその夢は、
現実的じゃないってどこかで諦めていた。
仕事があるから、家族がいるから、
リスクがあるから
理由はいくらでも見つけられた。
けれど今は、
その“理由”が少しずつなくなってきていることにも
気づきました。
時間はある。
子育てや仕事の責任からも解放された。
もしも
「やってみたい」という気持ちが少しでも残っているなら、
それは、今だからこそ動かせる夢なのかもしれません。
だけど、もちろん、
いきなり海外で生活を始めるなんて、
正直ハードルが高すぎますよね。
ビザの手続きに時間もお金もかかるだろうし、
もし長期で住むとなれば、
自宅をどうするかも考えなきゃいけない。
持ち家なら売却や賃貸の準備、
賃貸なら引き払うタイミングも難しい。
日本の住民票をどうする?年金はどうなる?
医療、保険、銀行口座、スマホ…
次々に出てくる“生活の土台”の問題。
そんなに簡単に、
すぐ「住む」なんてできるはずがない。
それに、妻だって不安がいっぱいだろうし。
そんなことを考えているうちに、
やっぱり海外に住むなんて無理だな…
と諦めかけていました。
だけど、
そんなときに出会ったのが、
“プチ移住”
という考え方だったんです。
海外に家を構えるわけでもなく、
何年も暮らすわけでもない。
ほんの1か月、あるいは数週間だけ、
ちょっと住んでみる。
それなら、
自分たちにもできるかもしれない。
そして実際、
それを実現している人たちがいることも知りました
その瞬間、
“灰色”だった定年後の時間が
少しずつ色づき始めた気がしました。
これからの人生、
やり直すんじゃなくて、
これから新しい生活を始める
という生き方。
そして何より、
「もう一度、ワクワクしてもいいんだ」って。
じゃあ、実際に
海外で“ちょっとだけ暮らしてみる”ってどういうことなのか?
その魅力について、話していきますね。
海外でちょっとだけ暮らすという贅沢 プチ移住のすすめ
海外にちょっとだけ住んでみる
それが「プチ移住」という暮らし方。
最初にこの言葉を知ったとき、
正直
「そんなうまい話ある?」
と思いました。
でも、調べてみると
実際にやっている人たちがいて、
想像していたよりも
ずっと現実的な方法だとわかったんです。
ちなみに
プチ移住といっても、
特別なルールがあるわけじゃありません。
簡単にいえば、
「長めの旅行」みたいなもの。
1週間〜1か月くらい、
海外のアパートやコンドミニアムに滞在して、
観光ではなく、
“暮らし”を体験してみる。
たとえば、
朝は散歩がてら近所の屋台で果物を買って、
そのままビーチへ。
お気に入りの場所に腰を下ろして、
波の音を聞きながら
のんびり読書や昼寝をしてみる。
そんな1日もあれば、
地元のスーパーで食材を選んで、
自炊に挑戦してみる日もあるかもしれません。
どこかへ行かなきゃ、
何かしなきゃ──という焦りがなくて、
「今日はどうしようかな」
とゆっくり考えられる時間。
そんな過ごし方が、
きっと定年後にはぴったりなんじゃないかと思います。
そして
同じ“何もすることがない”日々でも、
見慣れた日本の町ではなく、
知らない海外の土地で過ごすだけで、
気分も、得られる経験もまったく違ってきます。
スーパーでの買い物ひとつとっても、
見たことのない食材や、聞きなれない言葉、
現地の人とのちょっとしたやりとり──
そのすべてが、新しい体験になります。
そう、
僕たちはまだまだいろんなことが学べるし、
まだまだ、新しいことに出会えるんです。
しかも、数日間の旅行だと、
せっかく来たんだからと
観光名所を詰め込みがちで、
朝から晩まで動き回って、
気づけばヘトヘト。
そのうえ、
観光地のレストランやお土産代も重なって、
出費がかさむ。
でも、
長期で滞在するなら話は別。
「急がなくていいから、
今日は家でのんびり」
そんな過ごし方ができるから、
体力的にも精神的にもラク。
地元のスーパーで買い物して自炊すれば、
食費もぐっと抑えられる。
生活費も意外とシンプルで、
無駄遣いが減る感覚すらあるんです。
東南アジアなど物価が安い国なら、
1泊3000円ほどで家具付きアパートに
住めるケースもあります。
ローカル食堂で1食300〜500円
年金だけでも、
やりくり次第で十分暮らせると実感しました。
「住む」と聞くと構えてしまうけれど、
「ちょっとだけ体験してみる」なら、
ずいぶんハードルは下がります。
家を売る必要も、
長期ビザを取る必要もない。
大げさなことじゃなく、
“一歩踏み出すきっかけ”
としては最適なんです。
少しでも「いいかも」と思ったら──
その気持ち、大事にしてほしいです。
ってことで、
ぜひ定年退職後に
どこに旅行に行こうか?
おすすめの国はどこだろうか?
と考えるついでに、
旅行が終わってから、
どうやって残りの人生を楽しもうかな?
とちょっと心配されているなら
ぜひプチ移住について
少し考えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、
プチ移住の始め方については
こちらのブログ記事で詳しく書いているので
良かったら読んでみて下さい
具体的に何から始めたらいいのか
どんな準備が必要なのか?
そんな疑問に
答える内容になっています( *´艸`)