アディダスのジャージって、
いくつになっても惹かれるものがありますよね。
中でも「ファイヤーバード」は、
アディダスの中でも特別な存在だと思っています。
昔ながらの3本ラインに、光沢のある素材感。
シルエットもどこか懐かしくて、
それでいて今っぽい。
まさに
「ジャージ界の定番中の定番」。
そんなファイヤーバードですが、
僕の中では
「ファイヤーバード=ゆったりめ」
というイメージがずっとありました。
でも、実際にいろんな年代・サイズを着比べてみたら、
そのイメージがガラッと変わったんです。
目次
ファイヤーバードは本当にゆったりなのか?
これ、正直ちょっと驚きました。
僕の持っているファイヤーバードの中で、
黒のファイヤーバードはXLサイズ。
そして青のファイヤーバードはSサイズです。
普通に考えたら、
「XLの方が圧倒的に大きい」
って思いますよね。
ところが、実際に着てみると
そんなに変わらないんです(;'∀')
青のSサイズ:なぜかゆったりめ
まずは青のSサイズ。
これは年代的に少し古いモデルなんですが、
袖も身幅も全体的にゆったりしていて、
着てみると意外と余裕があるんです。
いわゆる「オールドファイヤーバード」
と呼ばれる時期のものだと思うんだけど、
今のSサイズよりも全体的に丸みのあるシルエット。
肩も少し落ち気味で、
ジャージなのにリラックス感があって、
ピタッとしないSサイズという感じです。
しかも素材が柔らかくて着心地も軽いです。
黒のXLサイズ:現行モデルなのにタイトめ
一方で、黒のファイヤーバード。
こちらは
現行のアディダスオリジナルスのものです。
サイズ表記はXL。
でも着てみると、
驚くほどスリム。
肩幅もそこまで広くないし、
身幅もSサイズとほとんど変わらないように感じます。
むしろ、体に沿うようなラインで、
シルエットはかなりタイト。
「同じファイヤーバードなのに、なんでこんなに違うの?」
と思うほど( ゚Д゚)
年代によってサイズ感が変わる理由
実はこの違い、きちんと理由があります。
アディダスのファイヤーバードは、
発売された年代によって“設計思想”が大きく変わっています。
2000年代前半までのファイヤーバードは、
全体的にゆったりしていて動きやすさを重視した作り。
肩が少し落ちていて、身幅も広く、丈は短め。
生地もやや厚手で、リブ(袖口や裾)も太く、
いわゆる“トラックジャケット”らしい丸みのあるシルエットでした。
一方、2010年代以降の現行モデルは、
街で着てもスタイリッシュに見えるように
シルエットが細くなり、丈も少し長め。
肩幅や腕まわりがタイトで、
全体的に「ストリート仕様」へと進化しています。
また、同じファイヤーバードでも、
製造国によって微妙にサイズ感が違うこともあります。
古い時代の日本製やドイツ製は比較的ゆとりがあり、
最近のアジア製(中国・インドネシアなど)はやや細身の傾向。
だから、
「Sなのにゆったり」「XLなのに細い」
という現象が起きるわけです。
これは決して測り間違いではなく、
アディダスがその時代のトレンドに合わせて
設計を変えてきた結果なんです。
プチ移住や長時間フライトでも重宝する理由
僕はよく海外旅行に行ったりもするし、
最近では、将来、定年退職後に
海外でプチ移住したいなって考えているので、
視察を兼ねて、海外に飛行機で行くことがあるんだけど、
そんな時は、
必ずといっていいほどファイヤーバードを持っていきます。
理由はシンプルで、
「飛行機でくつろげるから」です。
長時間フライトのときに、
デニムやシャツのようなしっかりした服を着ていると、
腰まわりや肩が固まって、意外と疲れるんですよね。
でもファイヤーバードなら生地が柔らかく、
肌ざわりもサラッとしていて、
動きやすい。
上だけでなく、下にスウェットを合わせると、
そのまま機内でリラックスできて、
到着後もそのまま街歩きができる。
そして、
飛行機の中って、時期によっては
エアコンが効いて寒かったりする。
そんな時に
気軽に羽織れて、かつ、くつろげる
ファイヤーバードが最適解だったりします。
だから僕にとっては、
「旅にも使える日常着」という位置づけです。
韓国やマレーシアなど、
プチ移住先でもこの1着があるだけでかなり快適。
軽くてコンパクトにたためるので、荷物にもなりません。
ファイヤーバードを買うときの注意点
ファイヤーバードを買うときに一番大事なのは、
「サイズ表記」だけで判断しないこと。
特に古着、メルカリ、ヤフオクなどで買う場合は、
必ず実寸(着丈・身幅・袖丈)を確認した方がいいです。
たとえば今回のように、
Sの方が大きく見えることもあります。
出品者によっては測り方が少し違う場合もあるので、
できれば
「平置き実寸」での数値が載っているかチェック。
不明な場合は質問して確認するのがおすすめです。
リアル店舗なら試着が一番確実
オンラインで買うのも楽しいですが、
やっぱり一番確実なのは試着。
アディダスショップやセレクトショップで、
実際に同じ型番・同じサイズを着てみると、
体感の違いがすぐにわかります。
ファイヤーバードは
素材や年代によって生地の厚みも微妙に違うので、
「同じサイズでも着心地が違う」
というのがよくある話です。
まとめ|ファイヤーバードのサイズ感は一律じゃない
僕の結論。
アディダスのファイヤーバードは、
サイズ表記だけでは判断できないアイテムです。
Sでもゆったりしているものもあれば、
XLでもタイトなものもある。
年代、モデル、素材によって本当にバラつきがあります。
だからこそ、古着で探す人は特に、
実寸サイズの確認が絶対に必要。
「ファイヤーバードはゆったりしている」
という固定観念を捨てて、
実際に着てみる、もしくはしっかり数値を見る。
これが失敗しないコツです。
アディダスのジャージは、
ファイヤーバードに限らずシリーズごとに微妙に形が違うので、
今後は「ヨーロッパTT」や「ベッケンバウアー」なども
比較してみようと思っています。
海外へのフライトやプチ移住のときも、
ファイヤーバードが一枚あると本当に便利。
くつろげて、動けて、どこにいても“自分らしくいられる”一着です。